2017年 07月 15日 ( 1 )
仁王像
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由緒あるお寺には山門があり仁王像が安置されている

仁王像は、阿形と吽形の対になっており、寺院内に仏敵が入り込むのを防ぐ守護神として安置されているらしい


ここで仁王像の講釈を垂れる気はサラサラないのでこれぐらいにしておくが

この仁王像の前には必ずと云っていいほど、保全のための金網が張り巡らされている

普通に撮れば、この金網は必ず写り込むし、AFで撮ればこの金網にピントが合ってしまい

仁王像は素人が彫った腑抜けの木像ぐらいにしか見えなくなってしまう


では、この金網が写り込まないようにするにはどうすればよいか

この金網をくぐり抜けて撮ることができれば、それに越したことはないが、それはまず叶わぬ事柄

一般的よく行われている方法は、レンズの焦点距離はできるだけ長く、絞り値は開放値

そしてレンズのさきっぽを金網にぴったりとつけ、且つ金網に対して垂直になるように構えると金網はまず写り込まない

但し、仁王像の背丈が高すぎるとレンズを金網に対して垂直に保つことができず

レンズのさきっぽの上部は金網から離れてしまい、撮った写真の上部には金網が薄っすらと写り込んでしまう

では背丈の高い仁王像を撮影するにはどうすればよいか

正直なところ、為す術はない

仁王像の顔に薄っすらと金網が写り込んでもいいような表現方法をとるか、潔く諦めるか、その二つしか無い

「勇気ある撤退」、これも写真をするにあたって極めて大事なことである

無理やり撮ってもろくな事はないし、作品にもなり得ない


奈良・橿原 久米寺にて


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by kouga2100 | 2017-07-15 00:19 | 寺社仏閣